おはなしクレヨン

 
 

 


 

第54回  クリスマスのおはなし会         12月15日(木)                     はれ    生活科室         A振鈴

今日は2学期最後のおはなし会でした。クリスマスも近いので、クリスマスにちなんだお話や歌を選んでみました。少しでもクリスマス気分を演出しようと、それぞれ家からツリーや飾りやリースなどを持ち寄り、教室を飾り付けました。

参加児童数        1〜4年生 40〜50人くらい

サンタクロースってほんとにいるの?       てるおか いつこ文 すぎうら はんも絵 福音館       T.N

子どもたちが両親に、サンタのことを問い掛けます。「どうしてほしいものがわかるの?」「どうして一晩で世界中まわれるの?」見開き2ページにこどもの質問とそれに応える親のことばがでています。

 

この本は福音館こどものともの「かがくのとも」の1冊で、子どもたちがサンタクロースに感じる疑問をよく捉えていると思います。題名から子どもたちの興味を惹く本で、質問の答えを熱心に聞いているようでした。

とのさまサンタ                                            本田カヨ子 作 ながのひでこ絵 ビブリオ出版              まりりん

外国人からクリスマスの絵本をもらった、遊ぶの大好きな日本のお殿様。早速クリスマスの準備を始めます。「お城をクリスマスツリーに!」「えんとつ100本!」などムリな注文に家来たちは大慌て。であったサンタは唐草模様の大きな袋を持った男。この人ほんとにサンタさん?

 

クリスマスを知らないちょんまげ姿の殿様が、あれこれ準備をする様子が楽しくて、子どもたちもよく笑っていました。クリスマスの本というと、洋風の絵や話が多いなか、ユーモラスで楽しいおはなしでした。

     ぐりとぐらのおきゃくさま                      中川 李枝子作/山脇百合子絵  福音館                  バムセ

「ぐりとぐら」シリーズのクリスマスの本です。人気のあるシリーズなので読んでいる子もたくさんいるようで、「知ってる!」「読んだことある!」という声が最初にでていましたが、おはなしが始まると静かに聞いてくれていました。最後に動物たちが集まるパーティシーンでは、CDでクリスマスの曲を流してみました。

クリスマスの12にち     エミリー・ボーラム 作絵 わしづなつえ訳 福音館          おさる。

クリスマスまでの12日間、毎日ひとつづつの贈り物。「一日目は一羽のヤマウズラ、二日目は2羽のキジバト・・・」というようにどんどんことばを覚えていく記憶遊びの本です。12日分全部覚えられるかな?子どもたちはこういうことば遊びが好きなのでしょう。みんな乗り出すように聞いて、答えていきました。覚えるのも子どもの方が得意なのかしら。

読み手のおさる。さんは全部覚えて読まないといけないので、大変でしたね。

 

この話はマザーグースの一曲だそうで、曲もついています。クリスマス近くにはよく耳にする曲です。CDもついていたので、本を読んだあと、曲をかけながらみんなで歌ってみました。日本語版、英語版があります。一度聞くと、耳から離れない曲です。

 

歌っているのは(懐かしい)童謡歌手の小鳩くるみさん。実は訳者の「わしづなつえ」さんと小鳩くるみさんは、同一人物。

芸名「小鳩くるみ」で童謡歌手としてデビューしながら、勉強を続けてイギリス留学などされていたようです。訳者自身が歌う人なので、リズミカルで歯切れのいい歌詞になったのでしょうか。