2005年4月22日(金)

ほとんど2年生でしたが、本当におはなしの聞き方が上手で集中して聞いていましたし、それぞれの本への反応もとても よかったと思います。読み手の方もとても読みやすく楽しいおはなし会でした。

おはなし会のようす 
「ピンク、ぺっこん」文字が少ない絵本で、絵だけのページもあり読むのが少し難しく感じました。でも子どもたちは身を のりだすように絵を見て笑ったり、喜んだり。村上さんの絵がくっきりしてとても楽しい絵なので、十分楽しめたのだと思 います。村上さんのデビュー作。福武書店発行の再刊です。この本はヤマメのピンクシリーズ3部作の1作目です。「ピ ンクとスノーじいさん」「ピンク!パール!」でピンクの成長を知ることができます。

「おもいついたらそのときに!」おばあさんが、次々と思いついて大工さんをよびお店を家の上にどんどん建てていくたび、 こどもたちから笑い声がでていました。くりかえしのお話はこどもたちも入りやすいのか、よく集中しているように感じます。 パターンがわかると自分で次を予想する楽しみもあるし、また、最後はどうなるんだろうと気持ちをひっぱっていけるの かもしれません。

「すみれとあり」春の季節にあわせたおはなしです。ふだんあちこちでみかけるすみれが、どのように仲間をふやして いるのか、大人もよくわかりました。外を歩いているときにすみれをみかけたら、このおはなしを思い出してくれて興味を 持ってくれるといいなぁ、と思いました。自然や、科学のことも絵本になっているとわかりやすいように思います。

「ふうたのはなまつり」紙芝居です。おはなしが始まると、あちこちで「知ってる」というささやき声。れんげの花冠のでて くる春のおはなしです。ふんわりした絵とおはなしで、気持ちもほんわかしてきます。最後は思いがけない展開なので すが、知っている子は隣の子にささやいたりして。。。読み手も後ろから見ているメンバーも「言わないで〜」と心の中で 叫んでいました(笑)。この本もシリーズであかね書房から、「ふうたのほしまつり」「ふうたのかぜまつり」「ふうたのゆきま つり」と季節にあったお話がでています。





2005年4月26日(火)

今回は同じ2年生でも元気な男の子が多かったようで、少しざわついた雰囲気でした。注意する子もいたり、読む声が 聞こえなくなりそうなときは、読み手も注意したりしました。いい天気だけど外にも行かず、あれこれ言いながら最後まで 男の子たちが聞いていってくれたのは、それなりにおはなし会を楽しんでくれたのかしら?「すてきなプレゼント」の プレゼントもどれがだれのものか、しっかり聞いてくれていたようですしね。

「かいじゅうらんどせる」  元気な男の子が多かったので怪獣のおはなしは楽しかったかな。自分は悪くないのに先生に 怒られてしまい、くやしいけどうまくいえない気持ち、経験している子はのぶとくんになりきって聞いてたかも。

「おんちょろきょう」有名なおはなしなので「知ってる!」の声も。でもお友達と一緒に聞くとまた楽しいのでしょうか、おきょ うにあわせて泥棒が右往左往する場面では笑い声がでていました。

「こいぬのうんち」どんなものにも必要とされるときがある、だれかの役にたてるという深い意味があるのです が、「うんち」という言葉の方に反応してしまう子どもが多かったようです。もう少し落ち着いてきた時期に 読むとそういうことも感じでくれるのかなぁ、と思いました。この本は斉藤由貴さんの朗読とピアノ組曲の音 楽童話として全音出版からCDが発売されています。韓国語の朗読も収録されています。

「すてきなプレゼント」最後のたねを植えるとき、動物たちがほしいものを言いました。本を読み終えたときに、でてきた プレゼントをみせて、「これはだれがほしかったもの?」と聞くと、子どもたちが全部覚えていてちゃんと答えていたのに はびっくりしました。

★昼休みの始めにボールをもって部屋にきた男の子。そのまま外に遊びに行って、昼休みがおわるとボールを持った ままおはなし会の部屋にきて「どんなおはなしを読んだの?」。おはなし会にも興味を持ってくれているようで うれしかったです。 次回のおはなし会には聞きにきてくれるかな。





2005年5月30日(月)

今回は1、2年生が4時間でおはなし会に参加できないため、先生が3年生に声をかけてくださいました。1年生の参加 に備えて短めの本を多く選んできたので物足りないかと心配しましたが、楽しくすごしてくれたようでよかったです。

「ブルドッグ ブルブル」 楽しいことば遊びの本。ページをめくると先回りして声に出して読む子もいました。

「おとこのこなんてだいきらい、だってね」男の子にも女の子にも大受けでした。以前女子の中に男子ひとり、というときは居 心地悪そうな感じでしたが、今回は男女比が半々くらいでページをめくるたびあれこれ言ったり笑ったり、楽しい雰囲気 で読めました。「おんなのこなんてだいきらい、はないの〜?」というリクエスト!「おんなのこ」バージョンもあるのでいつ か読める機会があるといいですね!

「おんぶはこりごり」 パパたちに読んでもらいたいねーとママたちの意見が一致したお話です(笑)。ひとりで家事をこな すママに「かわいそう〜」の声。パパと子どもたちだけでなく家の壁紙や絵などいろいろなものがだんだん「ぶた」に変 わっていく様子を見るのも楽しい絵本です。手にとってじっくり楽しんでほしいです。

「はやくねてよ」 数えるものが変わるたび、子どもたちは大笑いしていました。絵もはっきりしていて「いっぱいになって しまいました」の様子がとてもおもしろい絵本です。寝る前に読んだら、おかしくて眠れなくなっちゃうかも?

「こぐまと2ひきのまもの」 楽しい絵本の後の物語。雰囲気が変わって部屋をでる子もいましたが、ほとんどの子は じーっと聞いていました。前の方の元気な男の子が後半で目をこすりだし、隣の子に「おまえ、泣いてるの?」 と聞かれていました。まもののやさしさと、衰えていく様子がかわいそうだったのでしょうか。まものの気持 ちを自分の心でしっかり感じ取ることができたのですね。

「ひるねむし」 悲しい結末の本から、また一転。のんびりほんわかした絵とおはなしになりました。最後がほっ とした雰囲気で会をしめくくることができてよかったです。